自賠責保険

自賠責保険の限度額

自賠責保険支払いの限度額は、今のところ、亡くなった場合は3000万、後遺障害で4000万、怪我等で120万と定められています。1度の事故で複数の相手がいる場合でも、1名に限らずそれぞれに上記の限度額までが支払われます。また、期間中に何度利用しても、支払い金額が減額されることはありません。
原付バイクや車検の要らない250cc以下のバイクなどに乗っているとうっかり自賠責保険の期限が切れてしまうことがありますので注意しましょう。今ならローソンなどのコンビにでも自賠責保険には加入できますよ。

自賠責保険だけで十分?

自賠責保険で3000万、4000万も出るならそれで十分じゃないか、と思う人もいるかもしれませんが、意外とそうはいきません。相手が亡くなってしまった際の賠償額は、相手の社会的な地位によっても変わってきます。年収、生活に必要な経費などから金額が算出されるため、会社役員のように社会的地位、収入レベルが高く、さらにまだ幼い子供が二人いて、40歳前後、などのパターンだと、2億を超える賠償額が請求されるケースもあります。
そこまで行かなくても、長期入院が必要となる場合などはすぐに自賠責保険の限度額の120万を超えてしまうため、そこから先は自腹で支払う必要があります。また、自賠責保険はあくまでも「被害者救済用保険」の意味合いが強いため、運転者本人の被害や、被害を与えた車や物などの損害保険としては機能しません。それらを補償してくれるのが任意保険という訳です。

自賠責保険の料金

料率区分
(地域)
車種 保険期間
12ヶ月 24ヶ月 36ヶ月
本土 乗用 \12,700 \20,010 \27,180
\12,550 \19,730 \26,760
自家小貨 \14,280 \23,150 -
自家普貨 2t超 \21,130 \36,710 -
2t以下 \19,120 \32,730 -
離島 乗用 \6,580 \7,900 \9,200
\6,300 \7,350 \8,280
自家小貨 \7,710 \10,130 -
自家普貨 2t超 \13,200 \21,000 -
2t以下 \11,300 \17,240 -
沖縄本島 乗用 \7,970 \10,650 \13,270
\7,970 \10,650 \13,270
自家小貨 \8,670 \12,040 -
自家普貨 2t超 \11,110 \16,880 -
2t以下 \11,110 \16,870 -
沖縄離島 乗用 \6,580 \7,900 \9,200
\5,620 \6,000 \6,370
自家小貨 \7,680 \10,090 -
自家普貨 2t超 \10,770 \16,190 -
2t以下 \10,340 \15,350 -

自動車損害賠償保障事業とは?

では、自賠責保険に加入していないバイクや自動車にはねられてしまった場合は、全くやられ損という事になるのでしょうか?その場合は、国が定めた自動車損害賠償保障事業を利用することができます。自動車損害賠償保障事業とは、被害者救済を目的とした自動車損害賠償保障法に基づく制度です。
自動車損害保障事業については、自動車保険を扱う損保会社が窓口となっていますので、自賠責に入っていない車両とのトラブルがあった際には、自分が加入している自動車保険会社に相談しましょう。

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