自動車取得税について
「自動車取得税」という言葉は、もはや過去のものとなりました。2019年の制度変更、そして2026年4月の「環境性能割」廃止により、日本の自動車購入時の税負担は劇的な変化を遂げています。今、車を買うとかかる税金は一体いくらなのか? 最新の税制改正大綱に基づき、2026年度版の「車の買い時」を分かりやすく解説します。


自動車購入時に考えなくてはいけない税金には、自動車税、自動車取得税、自動車重量税の3つが挙げられます。まずはその中でも自動車取得税についてご説明します。
自動車取得税は「環境性能割」を経て廃止へ
長年、車を買う際にかかっていた「自動車取得税」は、現在は以下のプロセスを経て廃止・統合されました。
- 2019年10月: 消費税10%への増税に伴い、自動車取得税が廃止。代わりに「環境性能割」が導入されました。
- 2026年4月: 2026年度税制改正により、「環境性能割」も廃止されました。
これにより、2026年4月1日以降にナンバー登録される車(新車・中古車問わず)については、購入時にかかっていたこの種の税負担が事実上「ゼロ」になっています。
2026年4月から何が変わったのか?
今回の改正により、自動車の購入に関わる税体系は非常にシンプルになりました。
- 二重課税の解消:「消費税」と「取得税(環境性能割)」の二重課税状態がついに解消。特に、これまで燃費基準の関係で税率が高かったガソリン車やスポーツカー、高年式の中古車を購入する際の負担が、数万円〜十数万円単位で軽減されています。
- 「登録日」が運命の分かれ道:廃止の基準は「契約日」ではなく「ナンバー登録日」です。2026年3月末までに登録された車には旧制度(最大3%)が課税されるため、新車購入時は納期に注意が必要です。
2026年以降も残る「車に関する税金」
取得にかかる税金はなくなりましたが、以下の税金は引き続き発生します。
- 消費税(10%): 車両本体価格およびオプション代金にかかります。
- 自動車税・軽自動車税(種別割): 毎年4月に支払う税金。EV(電気自動車)などの優遇(グリーン化特例)は2028年3月まで延長されています。
- 自動車重量税: 車検時に支払う税金。エコカー減税は2028年4月まで延長されましたが、2026年5月より減税基準が厳格化されています。
2026年度の賢い車の買い方
取得にかかる税金はなくなりましたが、以下の税金は引き続き発生します。
- 中古車がさらにお得に: これまで中古車でも「取得価格50万円超」なら課税されていましたが、2026年4月以降は不要。中古車選びのコスパがさらに向上しました。
- 浮いた予算で「保険」を充実させる: 税金の負担が減った分、万が一の際の補償を厚くするのが賢明です。
特に、最新の車はセンサー類の高額化で修理費が上がっています。自動車保険の一括見積もりサービスを利用し、浮いた予算を最適な補償(車両保険など)に充てるのが2026年のスタンダードです。
Check!!
2026年4月からの税制改正で、購入時のコストは大幅に下がりました。しかし、喜んでばかりはいられません。車検時の「重量税」の減税ハードルは上がっており、長く乗るほど「維持費」の差が大きくなる仕組みになっています。
購入時の税金が安くなった今こそ、自動車保険の見直しもセットで行いましょう。一括見積もりで「今の自分に最適な保険料」を把握することで、税制改正のメリットを最大限に活かしたスマートなカーライフが実現します。
